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復旧作業に取り組まれる人たちの健康管理と安全管理 [健康や運動に関すること]

復旧作業に取り組まれる人たちの健康管理と安全管理

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西日本豪雨によって、
亡くなられた方に、謹んでお悔やみを申し上げます。

現地では復旧作業が本格化しており、
少しずつではありますが
復興が進みつつあるようです。

しかし、
まだまだ支援の必要な地域はあります。

私は医療の仕事があるので、
現地には向かえませんが、
寄付という形で支援を行っています。

もし現地に行けるのなら、
自分が気をつけるであろうことを、
思いつく限りまとめておきたいと思います。

今回の情報が誰かの役に立って、
少しでも復旧作業が進展することを切に望みます。

1.ボランティア等で現地入りする方向けに

2.現地についてからの対応について

3.避難所での対応




1.ボランティア等で現地入りする方向けに

豪雨被害のあった地域においては、
道路の通行止めなどの対応が行われています。

情報が不確実なことも多いため
車を運転し、現地で活動する際には、
細心の注意で安全運転に留意してください。

ガソリンが現場で得られない可能性も十分に考えられるので、
事前に満タン給油して、可能であればガソリン携行缶で
予備の確保も考慮しておくと、
いざというときに慌てずに済むと思います。


水害のあった地域では、
水や食料などが不足しています。

自分自身の必要量を十分に確保し、
十分な物資を持って現場に入るようにしてください。

水は1日1人2リットルが必要といわれていますが、
炎天下での作業も十分考えられるため、
上記の量は最低量と考え、
より多く持参することをお勧めします。


ほこりが多くなっている地域もあるため、
マスクを持参し、現場では装着してください。

熱中症のリスクに備えて、
帽子や、日焼け止め、タオル、着替えなども
しっかりと用意してください。

がれきのある場所では
釘やガラス片などを踏む可能性があるため、
丈夫な靴で現地に向かってください。

できれば安全靴や、
釘を通さない中敷きを持参しましょう。

ゴム手袋や軍手なども忘れないようにします。

ゴキブリやハエなども増える可能性があるため、
殺虫剤なども持って行くと役立つかもしれません。



2.現地についてからの対応について

被災した建物に入る際には、
安全でないことを前提にしてください。

カビなどが発生していることもあるため、
ほこり対策も兼ねて
マスクを装着することが望ましいです。

そしてマスクは消耗品です。

それほどかさばる物ではないので、
予備も持参して汚れたら取り替えてください。


ブルドーザーなどの重機が動いている場合には、
ホコリなどを吸い込まないように風下を避け、
巻き込み事故を避けるため、
距離をできるだけ取ってください。


感染症のリスクがあります。

予防のため、こまめな手洗いを励行してください。

下痢や発熱などの症状がある場合には
休みをとってください。


蚊が一時的に増加することがあります。

日本では蚊によって媒介される病気は限られてはいますが、
虫除けスプレーなど市販のものをこまめに使用してください。


熱中症のリスクが高くなるため、
水分をしっかり補給し、
帽子や日焼け止めなどを積極的に用います。

風通しをよくし、直射日光を避けるようにします。

冷たいシャワーも効果的です。

こまめに休憩を挟んで、
連続して作業に当たることはなるべく控えてください。



水没した場所に入る場合には、
手足に傷がないことを確認します。

傷がある場合にはできるだけ
水没した場所に入らないようにします。

傷口から感染する可能性が高いです。

またゴム手袋や軍手で防護して下さい。


長時間の労働にならないように留意してください。

疲労をためないように
睡眠時間や休憩時間を確保します。

参考までに夏場の作業は、
10-15分毎に休憩をし、
しんどくなったら時間は気にせず
涼しいところで休んでください。


単独作業を避けて、
二次被害を予防してください。

やむを得ず単独作業になる場合には
常に連絡が取れるようにします。

またなるべく目視できる距離、
もしくは声の届く距離を保つようにして下さい。

お互いの安全のためです。


発電機を用いる際には、
一酸化炭素が発生する可能性があります。

一酸化炭素は、においも色もなく、
吸い込むと死亡することがあります。

発電機は人がいる場所から遠い場所にあること、
風上にないことを確認します。

また大きな音も発生するので、
要注意です。



3.避難所での対応

妊婦、乳幼児、高齢者など、
支援が必要な方を特定して支援をします。

透析をしていたり、
糖尿病などの慢性疾患がある人は、
医療へのアクセスを確保します。

食事のアレルギーにも
できるだけ早く対応してください。


断水している地域では、
トイレの確保が難しいところもあるようです。

衛生管理と感染症の予防の観点からも、
トイレの数の確保を目指します。

また、男女を分ける配慮は、
早めにしたいものです。

水がないと清掃が行き届きません。

状況によっては、
溝を掘ってプライバシーを確保して
トイレの代わりとなるような場所を作って
対応する臨機応変さも必要だと考えられます。



ストレッチや簡単な運動を心掛けてください。

具体的にどんな運動がいいのか迷うようであれば、
ラジオ体操を行ってください。

立った状態での運動が難しい場合は、
椅子などに座ってもいいので、
何かしらの運動を行って、
ストレス発散と身体機能の維持を行ってください。

また水分摂取の促しとストレス軽減の取り組みも必須です。


車中泊の方に対しては、
エコノミークラス症候群(肺塞栓症)の予防が
とても大切です。

できるだけ車中泊は避けるべきですが、
難しい場合には、こまめな歩行、水分摂取、
ふくらはぎのマッサージを行います。

また、「自分は大丈夫!」という過信は禁物です。

どんなに健康そうな方でも、
細心の注意で最大限の安全管理が必要です。




過度なストレスから、
暴力(言葉の暴力を含む)が
発生することが想定されます。

子どもや家庭内での暴力、子供同士のいじめ、
女性への暴力などが起きる可能性に配慮し、
早めに介入や予防策を検討します。

メンタルヘルスのサポートができるような
支援を要請することも、
被害の程度に応じて検討してください。



以上、
まとまりのない内容となりましたが、
災害時の参考となれば幸いです。

実際に災害現場にて力になれなくとも、
有益な情報発信や寄付金などの形でも、
役に立てることはあるはずです。

それぞれの立場でできることから、
被災者・被災地のために
できることに取り組みましょう!


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