水を無理に飲ませるのは危険かも! 熱中症応急処置でできることは? [健康や運動に関すること]
水を無理に飲ませるのは危険かも! 熱中症応急処置でできることは?
連日の猛暑で熱中症とみられる症状で
搬送される人が相次いでいます。
毎日のように、
テレビやラジオ、ネットでも話題になっているので、
知らない人は殆どいないでしょう。
中には熱中症が原因ではないかと疑われて
亡くなる方もいらっしゃいます。
それこそ、
老若男女問わずですから、
だれもが自分のこととして
注意する必要がありますね。
自分に対する注意も必要ですが、
周囲の人が熱中症にかかる可能性も
十分ありえます。
周りで熱中症疑いで倒れる人がいたら、
どんな対応を取ればいいのでしょうか?
とりあえず水分補給、
とは考えてしまいますが、
熱中症疑いの人に対しては、
すぐに水分補給を促すのは、
危険を伴うことがあるようです。
誤った対応で、
状況を悪化させないため、
日ごろの仕事上の経験や、
ネット上の情報をまとめて
紹介したいと思います。
■熱中症と日射病、どこが違う?
■もう少し具体的な症状は?
■どんな応急処置が必要?
■まとめ
■熱中症と日射病、どこが違う?
環境省の熱中症環境保健マニュアル2018では、
熱中症の症状と重症度分類を解説しています。
このマニュアルでは
熱中症を「暑熱障害による症状の総称」と位置づけ、
1、2、3度(マニュアルの表記はローマ数字)に
分類しています。
また、熱中症を別の表現で言い表すと、
「高温多湿な環境に、
私たちの身体が適応できないことで
生じる様々な症状の総称」
ともいえます。
環境省の重症度分類では、
1度=
めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、
手足のしびれ・気分の不快の症状があり、
症状から「熱失神」「熱けいれん」と診断
2度=
頭痛・吐き気・嘔吐・
倦怠感・虚脱感の症状があり、
「熱疲労」と診断
3度=
2度の症状に加え、
意識障害・けいれん・手足の運動障害、
高体温の症状があり、日射病と診断
となっています。
ちょっと分かりにくいのですが、
熱中症=日射病とはいいにくいようです。
「病」と付くと、れっきとした病名といえますが、
「症」と付くと、症状を表す言葉であったり、
俗称であったりするので
正式な病名とは区別して考えた方が良いようです。
表現の仕方としては、
上記の通りとなっています。
では実際に気になる人を見かけたり、
自己判断する際のポイントは
意識がしっかりしているかどうか、
ということになります。
少しでもおかしいと感じた場合は、
既に2度以上の状況と判断して
病院への搬送が必要とのことです。
油断や慢心で命を失うくらいなら、
少しでも気になったら
早急にできる対策から取り組んでみてください。
■もう少し具体的な症状は?
熱中症を重症度で分類するだけじゃ、
ちょっと分かりにくいかもしれませんね。
熱中症について、
もう少し具体的な症状を取り上げてみます
①めまいや顔面のほてり
めまいや立ちくらみ、顔のほてりを感じたら、
それは熱中症のサインだと考えてください。
一時的に意識が遠のいたり、
腹痛を引き起こすこともあります。
②筋肉痛や筋肉のけいれん
いわゆる「こむら返り」と呼ばれる、
手足の筋肉が「つる」症状が出る場合もあります。
筋肉がピクピクと動いたり、
硬く硬直したり、痺れてくることもあります。
③身体のだるさや吐き気
身体がぐったりし、力が入らない。
吐き気や嘔吐、頭痛などを伴うこともあります。
④汗のかき方がおかしい
異常なまでに沢山の汗をかいていたり、
逆に全く汗をかいていないなど、
普段とは違った汗のかき方をしているときは、
要注意です。
⑤体温が高い、皮膚の異常
体温が高く、皮膚を触ると熱く感じる、
皮膚が赤く火照っている、
汗をかいておらず皮膚が乾燥している、
そんな時も熱中症が疑われます。
⑥反応が乏しい、歩けない
声かけをしても反応がなかったり、
返答がちぐはぐだったりする。
ふらふらして真っ直ぐに歩けなかったり、
全身のけいれんを起こしているときは、
熱中症の中でも重症の可能性があります。
⑦自力で水分補給ができない
自力で水分補給ができない状況は、
かなり危険な状況です。
こうなったら無理やり水分を経口摂取すると、
誤嚥したりするのでとても危険です。
すぐに救急車を呼んだり
医療機関を受診したりしてください。
私の場合は、
初期症状として頭痛を感じることが多いので、
私は頭痛を感じたら、
熱中症のサインだと思って、
水分補給や涼しいところでの休憩を
取るようにしています。
人によって症状は様々なので、
自分のクセを把握して、
早めの対策に努めて下さい。
■どんな応急処置が必要?
熱中症予防情報サイトのトップページから、
「熱中症」→「熱中症の対処方法(応急処置)」と進むと、
イラスト入りのわかりやすい図で、
症状に応じた応急処置が示されます。
求められる応急処置としては、
①風通しの良い日陰やクーラーがきいた部屋に避難
扇風機やうちわもあれば活用しましょう。
汗をかいているようであれば、
しっかりと拭き取ってください。
②衣服を脱がせ、水をかけるなどして体を冷やす
氷のうや保冷剤などがあれば、
首や脇の下、太腿の付け根を集中的に冷やす
汗で濡れた衣類は、
体力を余計に奪うので脱がせましょう。
③冷たい水を飲んでもらう。
応答がない場合、
誤って水分が気道に流れ込む可能性があるので、
意識のはっきりしていないときは無理に飲ませない。
ゆっくりと少しずつ飲んでもらう。
④意識のないときは病院へ行く
意識のないときは、
既に熱中症がかなり進行している場合があります。
判断に迷うときは病院に連絡を取ったり、
救急車を要請しましょう。
■まとめ
一部内容の重複しているところがありますが、
それだけ重要なところだと考えてください。
大切な命を失っては元も子もないですからね。
みんなで気遣いながら、
暑い夏を乗り切りましょう!
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>>こむら返りになってしまったら、どうしたらいいのか?
>>「体温上げて万病予防」は、間違った発想かもしれない
>>口内炎が治らない…改善の糸口は食事にある!?
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連日の猛暑で熱中症とみられる症状で
搬送される人が相次いでいます。
毎日のように、
テレビやラジオ、ネットでも話題になっているので、
知らない人は殆どいないでしょう。
中には熱中症が原因ではないかと疑われて
亡くなる方もいらっしゃいます。
それこそ、
老若男女問わずですから、
だれもが自分のこととして
注意する必要がありますね。
自分に対する注意も必要ですが、
周囲の人が熱中症にかかる可能性も
十分ありえます。
周りで熱中症疑いで倒れる人がいたら、
どんな対応を取ればいいのでしょうか?
とりあえず水分補給、
とは考えてしまいますが、
熱中症疑いの人に対しては、
すぐに水分補給を促すのは、
危険を伴うことがあるようです。
誤った対応で、
状況を悪化させないため、
日ごろの仕事上の経験や、
ネット上の情報をまとめて
紹介したいと思います。
■熱中症と日射病、どこが違う?
■もう少し具体的な症状は?
■どんな応急処置が必要?
■まとめ
■熱中症と日射病、どこが違う?
環境省の熱中症環境保健マニュアル2018では、
熱中症の症状と重症度分類を解説しています。
このマニュアルでは
熱中症を「暑熱障害による症状の総称」と位置づけ、
1、2、3度(マニュアルの表記はローマ数字)に
分類しています。
また、熱中症を別の表現で言い表すと、
「高温多湿な環境に、
私たちの身体が適応できないことで
生じる様々な症状の総称」
ともいえます。
環境省の重症度分類では、
1度=
めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、
手足のしびれ・気分の不快の症状があり、
症状から「熱失神」「熱けいれん」と診断
2度=
頭痛・吐き気・嘔吐・
倦怠感・虚脱感の症状があり、
「熱疲労」と診断
3度=
2度の症状に加え、
意識障害・けいれん・手足の運動障害、
高体温の症状があり、日射病と診断
となっています。
ちょっと分かりにくいのですが、
熱中症=日射病とはいいにくいようです。
「病」と付くと、れっきとした病名といえますが、
「症」と付くと、症状を表す言葉であったり、
俗称であったりするので
正式な病名とは区別して考えた方が良いようです。
表現の仕方としては、
上記の通りとなっています。
では実際に気になる人を見かけたり、
自己判断する際のポイントは
意識がしっかりしているかどうか、
ということになります。
少しでもおかしいと感じた場合は、
既に2度以上の状況と判断して
病院への搬送が必要とのことです。
油断や慢心で命を失うくらいなら、
少しでも気になったら
早急にできる対策から取り組んでみてください。
■もう少し具体的な症状は?
熱中症を重症度で分類するだけじゃ、
ちょっと分かりにくいかもしれませんね。
熱中症について、
もう少し具体的な症状を取り上げてみます
①めまいや顔面のほてり
めまいや立ちくらみ、顔のほてりを感じたら、
それは熱中症のサインだと考えてください。
一時的に意識が遠のいたり、
腹痛を引き起こすこともあります。
②筋肉痛や筋肉のけいれん
いわゆる「こむら返り」と呼ばれる、
手足の筋肉が「つる」症状が出る場合もあります。
筋肉がピクピクと動いたり、
硬く硬直したり、痺れてくることもあります。
③身体のだるさや吐き気
身体がぐったりし、力が入らない。
吐き気や嘔吐、頭痛などを伴うこともあります。
④汗のかき方がおかしい
異常なまでに沢山の汗をかいていたり、
逆に全く汗をかいていないなど、
普段とは違った汗のかき方をしているときは、
要注意です。
⑤体温が高い、皮膚の異常
体温が高く、皮膚を触ると熱く感じる、
皮膚が赤く火照っている、
汗をかいておらず皮膚が乾燥している、
そんな時も熱中症が疑われます。
⑥反応が乏しい、歩けない
声かけをしても反応がなかったり、
返答がちぐはぐだったりする。
ふらふらして真っ直ぐに歩けなかったり、
全身のけいれんを起こしているときは、
熱中症の中でも重症の可能性があります。
⑦自力で水分補給ができない
自力で水分補給ができない状況は、
かなり危険な状況です。
こうなったら無理やり水分を経口摂取すると、
誤嚥したりするのでとても危険です。
すぐに救急車を呼んだり
医療機関を受診したりしてください。
私の場合は、
初期症状として頭痛を感じることが多いので、
私は頭痛を感じたら、
熱中症のサインだと思って、
水分補給や涼しいところでの休憩を
取るようにしています。
人によって症状は様々なので、
自分のクセを把握して、
早めの対策に努めて下さい。
■どんな応急処置が必要?
熱中症予防情報サイトのトップページから、
「熱中症」→「熱中症の対処方法(応急処置)」と進むと、
イラスト入りのわかりやすい図で、
症状に応じた応急処置が示されます。
求められる応急処置としては、
①風通しの良い日陰やクーラーがきいた部屋に避難
扇風機やうちわもあれば活用しましょう。
汗をかいているようであれば、
しっかりと拭き取ってください。
②衣服を脱がせ、水をかけるなどして体を冷やす
氷のうや保冷剤などがあれば、
首や脇の下、太腿の付け根を集中的に冷やす
汗で濡れた衣類は、
体力を余計に奪うので脱がせましょう。
③冷たい水を飲んでもらう。
応答がない場合、
誤って水分が気道に流れ込む可能性があるので、
意識のはっきりしていないときは無理に飲ませない。
ゆっくりと少しずつ飲んでもらう。
④意識のないときは病院へ行く
意識のないときは、
既に熱中症がかなり進行している場合があります。
判断に迷うときは病院に連絡を取ったり、
救急車を要請しましょう。
■まとめ
一部内容の重複しているところがありますが、
それだけ重要なところだと考えてください。
大切な命を失っては元も子もないですからね。
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今まで色々とありがとうございました。
by Ujiki.oO (2018-08-08 14:42)