ホウネンエビとは?カブトエビとの違いは?飼育方法を紹介!寿命や餌は?:wajifudou産の日記:SSブログ
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ホウネンエビとは?カブトエビとの違いは?飼育方法を紹介!寿命や餌は? [アクアリウム 熱帯魚]

ホウネンエビとは?カブトエビとの違いは?飼育方法を紹介!寿命や餌は?

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先日、三男を保育園に迎えに行ったときのこと、
いつもなら嫁さんが車で迎えに行くのですが、
木曜の午後は私が休みなので、
天気の良いときには歩いて迎えに行っています。

6月ごろは、保育園までの道中にある田んぼで、
いろいろな昆虫たちと出会えます。

その辺りのことは、
以前の記事で紹介していますが、
その際に捕獲した、
豊年蝦の飼育方法について、
あれこれと調べたので、
備忘録として今回はまとめておこうと思います。

今回はホウネンエビの飼育方法ですが、
実はゲンゴロウも捕まえているので、
いずれはゲンゴロウの飼育方法も
まとめようと考え中です。


 ■ホウネンエビってどんなエビなの?

 ■ホウネンエビの寿命は?

 ■ホウネンエビの生息地

 ■ホウネンエビの飼育方法について
  ・必要な飼育容器と設備
  ・適している水温と水質
  ・水槽のレイアウト
  ・おすすめの餌

 ■ホウネンエビの繁殖方法
  ・オスとメスの見分け方
  ・もしも卵を産んでくれたら、どうする?
  ・卵を孵化させるポイントは?
  ・孵化しない原因は?
  
 ■ホウネンエビの子供の育て方
  ・子供の成長スピード
  ・メダカや金魚といっしょに飼えるの?

 ■まとめ





■ホウネンエビってどんなエビなの?



ホウネンエビは漢字で豊年蝦と書き、
文字通り、穀物などの収穫量が多い時期に発生する
甲殻類の仲間です。

別名でタキンギョ、オバケエビと呼ばれています。

日本の水田では初夏にかけて泳ぎ始めて、
梅雨には姿を消します。

体の大きさは15mm~20mmほどになります。

歩くための脚をもっておらず、
泳ぐときには逆さまなのがかなり特徴的ですね。

だから、しばらく泳ぐ様子を眺めていても、
飽きないですね。

我が家の子供たちも、
やいのやいの言いながら、
ホウネンエビの泳ぎを眺め続けていたりします。

ホウネンエビはその小ささのために、
小型容器でも飼育できる手軽さと繁殖が簡単なので、
子供向けの自由研究用として
「ホウネンエビ飼育セット」が
子どもの小遣い程度の金額で
販売されていたりもします。

同じく夏休みの飼育セットで
見た目がそっくりなシーモンキーがいますが、
これは別の生き物ですよ。



■ホウネンエビの寿命は?



ホウネンエビの寿命は
平均して40日のようです。

繁殖しやすい生き物なので、
きちんと飼育していれば、
寿命がくるまでに卵を産んで、
新しい子供が誕生してくれます。

水温と水質と飼育環境を
適切に管理できていれば、
年中増やしていくことが出来るみたいです。

しかし、
エサは適切に与えていないと、
共食いをするので要注意。

いつの間にやら、
飼育数が減っていることがありますから。

我が家のホウネンエビは、
子どものサボりがあったため、
共食いによる飼育数の減少と、
餓死で全滅しました。

結構弱い生き物でもあるので、
きちんと世話をしてやりたいものですね。


■ホウネンエビの生息地



主に田んぼです。

ホウネンエビは水温が18度以上になる
4月から水中を泳ぎ始めます。

水温が低い東北地方には生息しておらず、
北は茨城県から南は鹿児島県まで
暖かい地域に広く分布しており、
流れの穏やかな河川や池、
田んぼで見つけることができるみたいです。

私は田んぼで発見しましたが、
ホウネンエビが生息している田んぼは、
一箇所だけでした。

そのほかの近隣の田んぼには皆無だったので、
色々な田んぼを観察してみると
発見できるかもしれません。

カブトエビとホウネンエビは同じ時期に発生して、
同じ地域に住んでいます。

カブトエビがいれば
ホウネンエビがいる確率も高いので、
どちらかを探すといいでしょう。

ホウネンエビは見つけましたが、
カブトエビは未だに見つけられません。

ゲンゴロウやカエルなら、
沢山見つかるんですけどね。

カブトエビも見つけてみたいものですね。


■ホウネンエビの飼育方法について



・必要な飼育容器と設備


ホウネンエビは
コップや瓶など小さな容器でも
問題なく飼育することが可能です。

その場合は酸素を供給するために
10cmほどに切った水草をいれておきます。

水質悪化に強く、
必要な光量が少ないアナカリスがおすすめです。

水草が用意できそうになければ、
水を交換する時にしっかりとかき混ぜて
酸素を含ませた水にしておけば大丈夫です。

水中に酸素が取り込まれやすいように、
コップや瓶には蓋をせず、
水面は空気に触れるようにしておきます。

ただし、飼育数が5匹以上になると、
エアレーションが必要になります。

我が家ではここ数年は、
毎年「バケツ稲栽培」をやっているので、
ホウネンエビもそこに放してやろうかと思います。

もともと田んぼで見つけて捕獲してきたので、
バケツ稲栽培なら生息環境も同じでしょうし、
飼育の手間も少なくて済みそうですからね。


・飼育水はどうやって準備すればいいの?


飼育水は近くに田んぼや川があれば
その水を使いましょう。

水道水でも飼育が可能ですが、
その場合は含まれている殺菌効果のある
カルキを抜く必要があります。

1日以上日光を当てておくか、
専用のカルキ抜きを使ったら
簡単に抜くことができます。


・適している水温と水質


ホウネンエビに適した水温は22度~30度です。

夏場に日光に当てると
すぐに30度を超えるので注意しましょう。

冬に飼育するときはヒーターが必須です。

水質は特に意識する必要はありませんが、
調整するのであれば、
弱酸性~中性の軟水がおすすめです。

週に一回は1/3ほど水を交換してあげてくださいね。

水の交換はそれくらいでも大丈夫ですよ。

・水槽のレイアウト


ホウネンエビは田んぼに住んでいる生き物なので、
底には泥を敷くと落ち着いてくれます。

近くの田んぼで水を採取するなら、
ついでに少しの泥を貰って帰っても大丈夫と思います。

勿論、一般的な熱帯魚用の砂でも問題ありません。

水草はカボンバやアナカリスなどの
安価なもので十分です。

ホームセンターなどで売られていますが、
近くに川があれば採取することも可能です。


・おすすめの餌


野生のホウネンエビの食べ物は
田んぼの泥に多く含まれている
植物性プランクトンを主食にしています。

飼育下での餌は苔や藻類になるので、
バケツに水を張って日光の下に置いておきましょう。

2週間もすれば、
自然と餌になる苔が発生してきますよ。

熱帯魚やメダカの餌をすり潰したものも
よく食べてくれます。

水を替える際に、
苔まで洗い流してしまわないよう、
気をつけましょう。

一見汚れの元となりそうな苔ですが、
ホウネンエビにとっては大切な食事ですからね。


■ホウネンエビの繁殖方法



ホウネンエビの繁殖を狙う時は、
隠れ家になるカボンバなどの
水草を入れてあげましょう。

水槽は余裕をもって
30cmのものを用意してあげてください。

5匹以上で飼育していると
メスが抱卵している様子を見れる確率が
高まるので子どもたちの興奮する様子が目に浮かびます。

産卵は泥の中で行いますので、
田んぼなどで泥を採取していれておいてあげましょう。

泥がなくてもガラス面に産卵してくれますが、
孵化する可能性が低くなってしまいます。

・オスとメスの見分け方


ホウネンエビのオスは
頭の部分に丸まった触覚のようなものがあり、
これは第二触覚と言われています。

メスにもありますが、
かなり細いので見比べると
簡単に判別することができますよ。

・もしも卵を産んでくれたらどうする?


ホウネンエビの産卵を確認したら
すぐに親を別の水槽に移動させるか、
卵を綿棒で回収しましょう。

放置していると親が卵を壊してしまうので、
親とは別の水槽で管理するのが繁殖のコツです。

水につけておけば卵は5日程度で孵化します。

乾燥にとても強いので、
日に当てて乾燥させることで
翌年の春に改めて孵化させることもできますよ。


・卵を孵化させるポイントは?


ホウネンエビは田んぼに生息しているので、
その環境に近づけてあげることが大切です。

チェックポイント

新鮮な水を用意してください。古い水は孵化率が低くなります
水は毎日半分は交換する
水温は25度前後にする
適度に日光をあてる
卵の泥は取らない。泥が吸水の役割を果たします
乾燥させるときは泥を残したまま水分を抜いて、日光にあてます


・孵化しない原因は?


ホウネンエビが孵化しない一番の原因は
水温の低さのようです。

20度を下まわると孵化率が悪くなるので、
一度水温計で計測してみましょう。


■ホウネンエビの子供の育て方



ホウネンエビは植物性のプランクトンを食べているため、
植物性プランクトンが多く含まれている
田んぼの水をいれてあげるのが理想的です。

近くにない時は、
メダカの餌などをすり潰したものをあげてください。

ホウネンエビが消えると感じた時は、
餌不足で共食いをしている可能性があるので、
なるべく飼育数を確認しておいてください。


・子供の成長スピード


飼育が適切であれば、
孵化から3日で1mm、
4日目で2~3mm、
8日目で10mmほどに成長していきます。

生後2週間で体長が15mmほどになり
産卵が可能になるそうです。

我が家のホウネンエビは共食いと餓死で、
繁殖にまでは至りませんでしたが。

ホウネンエビは
一生涯で1,000個以上の卵を産んでくれるみたいです。

・メダカや金魚といっしょに飼えるの?


ホウネンエビとメダカや金魚は、
混泳することはできません。

ホウネンビの体は小さくて、
泳ぎが苦手のため攻撃されてしまいます。

メダカとは生活スペースが同じなので、
攻撃されることが多く、
特に金魚は成長すると20cmを超えてくるので、
大きなストレスです。

他の熱帯魚とも混泳できないので、
ホウネンエビだけで飼育してあげましょう。

タニシなどの貝類であれば大丈夫です。





■まとめ



実際に飼育していて感じたことですが、
ホウネンエビが小さいうちは、
こまめに世話をしないと、
すぐに共食いを始めて、
あっという間に数が激減します。

世話不精な我が家の子供たちは、
見事にホウネンエビを激減させ、
飼育ケースも誤ってひっくり返してしまったので、
最初に捕獲してきたホウネンエビは全滅しました。

その後、再びホウネンエビを捕獲したのですが、
今度のホウネンエビはしっかり成長した、
大人のホウネンエビのようです。

今回はそれほど共食いの心配もないようですし、
バケツ稲栽培をしているので、
田んぼと似た環境が自宅で再現できています。

ホウネンエビはそのバケツの中に、
放し飼いにして様子を観察してみようかと思います。

せっかく調べたホウネンエビの飼育方法ですが、
今回はあまり役に立ちそうにありませんでした。

越冬するときなどに、
また参考になるかもしれませんね。

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