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ゲンゴロウの飼育方法は?寿命や餌は? [アクアリウム 熱帯魚]

ゲンゴロウの飼育方法は?寿命や餌は?

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時々行っている、
保育園への散歩迎え。

長男、次男が小学生となり、
最後の三男はすでに年長クラス。

散歩迎えも、あと一年余りしか
行う予定がありません。

まぁ歩いていける範囲なので、
普通の散歩がてら歩いてもいいですけどね。

そうした散歩で見つけ、捕まえた昆虫の中に、
ホウネンエビやゲンゴロウがいたのですが、
以前はホウネンエビの飼育方法をまとめました。

そして今回は、
ゲンゴロウの飼育方法について
まとめておこうと思います。


ゲンゴロウはホウネンエビよりも、
格段に飼育が楽そうでした。

と思っていた矢先、
エサのやりすぎか、水質悪化のせいなのか、
飼育していたゲンゴロウが、
全滅してしまいました。

次男に世話を任せていたのが、
間違いだったかも。

またゲンゴロウを捕まえて飼育したいとのことなので、
同じ失敗を繰り返さないためにも、
今度は飼育方法をよく調べて取り組みたいと思います。


 ■そもそもゲンゴロウってどんな昆虫なの?

 ■ゲンゴロウの成虫飼育の要点
  要点① 水槽
  要点② 敷き砂
  要点③ 枯れ枝などの止まり木
  要点④ 水草と水星植物
  要点⑤ 照明

 ■ゲンゴロウのエサは?
・ゲンゴロウの生餌について
  ・人工飼料はどうかな?

 ■ゲンゴロウ飼育の注意点
  ・ゲンゴロウの脱走癖
  ・ゲンゴロウは共食いもするので要注意

 ■ゲンゴロウの産卵と幼生の飼育

 ■まとめ






■そもそもゲンゴロウってどんな昆虫なの?



ゲンゴロウは、
幼虫、成虫ともに水中生活が基本ですが、
呼吸のために水面に上がってきたり、
成虫は甲虫であるため、
空を飛ぶこともあります。

成虫は飼育が楽なので初心者向きですが、
幼虫はエサの準備や成虫への蛹化など、
何かと手間がかかり初心者には不向きです。

一昔前までは、
生息域も広くどこにでもいる昆虫でしたが、
農薬や外来生物などの影響を受け、
特定の地域を除いて絶滅への一途を辿っています。

環境省レッドリストでは、
絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。


分布域は北海道から本州、四国、九州まで、
ほぼ日本全土となっているが、
都市近郊では壊滅的状況のようです。

また北関東から東北、信州での採取例が多く、
西日本では生息域が局所的になっています。


ということは広島でゲンゴロウを見つけたというのは、
想像していたよりも貴重な発見なのかもしれません。

無駄死にさせないよう、
しっかり天寿を全うできるよう、
子供たちと世話をしっかりと行いたいと思います。


■ゲンゴロウの成虫飼育の要点



要点① 水槽


ゲンゴロウの住処に当たる水槽は、
なるべく大きいものの方が良いみたいです。

ゲンゴロウそのものは2-3cmほどですが、
ゲンゴロウは思いのほか泳ぎが上手くて、
勢いがあるのであまり狭い飼育環境だと、
壁面に激突することがあるようです。

ゲンゴロウの怪我予防のためにも、
広めの水槽などを用意したいところ。

出来れば60cm以上、せめて30cm以上はあった方が良さそう。

複数飼育する場合は、
特に飼育環境の広さを大切にした方がいいですね。

ゲンゴロウは陸に上がって甲羅干しもするので、
広さを確保できない場合は
高さのある水槽や飼育ケースが必須です。

もともとゲンゴロウは
水質には余り気を使わなくても大丈夫な水生昆虫ですが、
大き目の飼育環境ならば、
急激な水質の悪化も回避できるので、
世話の手間が益々減って助かります。

要点② 敷き砂


飼育の基本は、
その昆虫がもともと生息していた環境を、
自宅の水槽などで再現することです。

我が家のゲンゴロウは田んぼで捕獲したので、
田んぼの状況をなるべく再現してあげれば、
ゲンゴロウも喜ぶはず。

我が家ではゲンゴロウ捕獲と同時に、
田んぼの土を少し分けていただいて帰ります。

その土を敷き砂代わりに利用して、
ゲンゴロウの飼育環境を整えます。

土の採取が難しい場合は、
市販されている珪砂などを利用するのも良さそうです。

そこに若干の落ち葉や腐葉土などを混ぜたら、
より自然環境に近づくのではないでしょうか。

要点③ 枯れ枝などの止まり木


ゲンゴロウは水から上がって
甲羅干しをする習性があるので、
止まり木や陸地を作って、
ゲンゴロウの習性を生かせる環境を用意してあげましょう。

広めの水槽なら、
十分な陸地も用意できるでしょうが、
広い水槽が用意できないならば、
止まり木はあった方がゲンゴロウが喜びます。

また、ゲンゴロウはお尻の辺りに空気をためる習性もあるので、
止まり木がないと水中に留まれません。

ゲンゴロウがストレスなく過ごせるよう、
広めの水槽であっても止まり木を用意しておいた方が、
喜んでくれると思います。

我が家の止まり木は、
やはり田んぼも周辺で拾ってきたもの。

止まり木を入れるときには、
アク抜きしておくとより良いようですね。

要点④ 水草と水星植物


見た目のアクセントと足場として、
水草もあるとゲンゴロウは喜びます。

手軽なのはホテイアオイなどでしょうか。

もっと手軽なのは100円ショップなどにある、
プラスチックの水草もどきでしょうかね。

しかしゲンゴロウの産卵も考えるなら、
ホームセンターなどで本物の水生植物を購入しましょう。

我が家ではやはり、
田んぼから少し拝借してきたものを、
そのまま入れています。

正直なんの水草なのか、
よく分かりません。

またバケツ稲栽培のバケツにも、
自然発生した水草?があるので、
そちらもゲンゴロウの飼育環境に移したりしています。

要点⑤ 照明


飼育ケースを置く場所にもよりますが、
屋内に飼育ケースを置く場合には、
水草のために照明も合った方がベターです。

水草もどきならば必要ありませんが、
植物ならば光合成の必要から、
照明があった方が良いですよね。

我が家では、
手間を省くため、と臭い対策のため、
玄関の外に飼育ケースを置いています。

これなら適度に日光も当たるので、
大丈夫です。

しかしそもそも、
あまり水草は沢山入れていないので、
それほど光合成対策は考えなくても大丈夫そうですが。



飼育環境に関しては、
自分がもしゲンゴロウだったら、
と想像しながら捕獲した環境を再現してあげると、
飼育しやすいのではないかと思います。

■ゲンゴロウのエサは?



基本的にゲンゴロウは、
弱った昆虫や死んだ昆虫などを食べて
生活しているようです。

逆に生きた昆虫はあまり食べない様子。

そしてゲンゴロウは匂いを頼りに、
食べ物を識別しているようですね。

だから死んだ昆虫のほうに
反応しやすいのかもしれません。

生餌以外も食べてくれるなら、
エサの確保は比較的容易ですよね。


ゲンゴロウはエサが少ないと、
共食いすることもあるので、
エサの量には注意が必要です。

かといって過剰なエサは、
水質悪化の原因になるので、
ゲンゴロウたちがどのくらいエサを食べるのか、
しっかりと観察してエサの量を調整しましょう。

また食べ残しは早めに取り除いて、
水質悪化を防ぎましょう。

ゲンゴロウは水質の変化に比較的強いようですが、
油断は禁物です。

我が家のゲンゴロウは、
魚肉ソーセージのやり過ぎで、
水質悪化してきたことと水面に油膜が張り、
呼吸困難になってきたのか、
あっという間に全滅してしまいました。

・ゲンゴロウの生餌について


ゲンゴロウはミミズやザリガニ、小魚、昆虫類の
死骸などによく群がっています。

ゲンゴロウの捕獲場所を観察すると、
ゲンゴロウの食事の様子を
自然環境で観察することも出来ます。

他にも刺身や魚肉ソーセージ、煮干なども
食べてくれます。

我が家では飼育中に死んでしまった、
オタマジャクシやカエルも、
殆どゲンゴロウたちのエサとなってしまいました。

ただし匂いのしないものはエサとして、
認識しないようなので要注意です。

生餌は水質悪化の原因になるので、
エサの量には気をつけましょう。

与えすぎるとあっという間に水質が悪化して、
ゲンゴロウたちが死んでしまいます。

我が家では、エサの与えすぎで
エサが水中に余ってしまい、
それが元で水質が急激に悪化して、
ゲンゴロウが全滅してしまったようです。

・人工飼料はどうかな?


熱帯魚用のフレークやカメ用のペレットなど、
他の水生生物の人工飼料も食べてくれるようですね。

これらは匂いもあるので、
そのまま適量を投入すればOKです。

これだけでも飼育は可能なようですね。

しかし食べ残しのエサは、
水質悪化の原因になるので
与える量には注意してくださいね。

■ゲンゴロウ飼育の注意点



・ゲンゴロウの脱走癖


ゲンゴロウは水中で過ごすことが多いのですが、
甲羅干しの習性もあるので、
時々水上に上がってくることがあります。

また甲虫なので、
空を飛んだりすることもあります。

なので飼育ケースに蓋がないと、
いつの間にやら脱走していることがあるので、
絶対に逃がしたくないならば、
脱走防止の蓋は必須です。

・ゲンゴロウは共食いもするので要注意


ゲンゴロウはエサが足りないと、
普段は食べないようなものまで
食べ始めます。

それこそ共食いは勿論のこと、
普段は見向きもしない、
タニシやシジミなどの貝類も、
巧みに捕食してしまいます。

なので、
エサの供給量にはほんとに細心の注意が必要です。

与えすぎてもいけないし、
少なすぎてもいけないし。

ゲンゴロウの数と個体によっても、
エサの量は変化するので、
飼育し始めの頃は、
共食いせずに食べ残しが少なくなる量を、
試行錯誤しながら調整してみてください。

我が家では、
はじめは多めにエサを与えて、
食べ残しがあったら、
すぐに取り除いて、
次回のエサの量を減らします。

食べ残しが少なくなってきたら、
エサを減らすのを止めます。

完全に食べ残しがなくなるまで、
エサの量を減らしていくと、
もしかしたらエサが足りない可能性も出てくるので、
少しくらい食べ残しがある程度に、
エサの量をコントロールするようにしています。

■ゲンゴロウの産卵と幼生の飼育



我が家では、
昆虫の飼育は捕獲してきた人が行う、
というルールがあるので、
ゲンゴロウも子どもたちが世話しています。

大人の介入は、アドバイスのみ。

ゲンゴロウも上手に世話すれば、
産卵してくれるのでしょうが、
ゲンゴロウの幼生は、
成虫よりも格段に難しいようなので、
そこまでの飼育方法は、
今回は調べていません





■まとめ



ゲンゴロウって、
調べれば調べるほど、
成虫の飼育は手間が少なくて、
子供の昆虫飼育の入門編として、
最適だと思います。

しっかりと世話をすれば、
2-3年は生きてくれるようですし、
エサは生餌でなくても大丈夫だし、
水質の変化にも強いので、
頻繁に水替えしなくても大丈夫そうだし。

そんなゲンゴロウですが、
我が家では管理不十分のせいなのか、
捕獲10日ほどで全滅させてしまいました。

子供たちは、
すごく残念がっていたので、
また機会を見て捕獲しにいこうと思います。

そして次に捕獲して飼育するときには、
エサの種類に注意して、
水質悪化を招かないよう気をつけたいと思います。

現在では環境省のレッドリストにも載るくらいの、
絶滅危惧種になってしまったゲンゴロウ。

しかも西日本では、
さらに生息域が局所的のようなので、
広島に住む私の自宅近くでたくさん見つけたのは、
とても幸運なことなのだと思います。

貴重なゲンゴロウを、
末永く飼育して子供たちとゲンゴロウの生態観察して、
楽しみたいと思います。



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