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「高い」「安い」は本質じゃない?保険と自費の違い [健康や運動に関すること]

「高い」「安い」は本質じゃない?保険と自費の違い




歯の治療には、
「保険診療」と「自費診療」の
2種類があることをご存じでしょうか? 

これは歯の治療だけに限ったことではありませんが、
よく耳にするのはガンの治療現場での話ではないでしょうか。

よくガンの治療の際、
保険適応外のために自費診療になる、
というあれです。


セラミックや金歯と銀歯と聞くと、
わかり易いかもしれません。

治療・処置にかかるお金の面や見た目だけで
語られることも多い保険診療と自費診療ですが、
それは本質ではありません。

今回は、私自身が知っているようでよく理解できていなかった、
「保険診療と自費診療の違い」についてご説明します。



 ■保険診療と自費診療の概要

 ■保険診療と自費診療のメリット、デメリット
  保険診療のメリット
  自費診療のメリット

 ■「保険」と「自費」の2つの違い
  ①素材
  ②治療方法


 ■まとめ





■保険診療と自費診療の概要



一言で保険診療や自費診療とは言っても、
実際はどんなところが違うのでしょうか?


保険診療


「誰でも・いつでも・どこでも」適切な治療を受けられるよう、
厚生労働省が定めた保険制度に準じて行われる診療。

「最低限の機能回復」を目的にしており、
診療費の負担が一部免除される一方で、
治療内容や治療方法、
使用する薬や技工物の素材などには制限がある。

自費診療


厚生労働省が定めた保険制度に準じて行われない診療。

「最低限の機能回復」を超える目的で行われる
治療・処置は自費診療となる。

素材や作製方法に制限がないため、
より高度な快適性・機能性・審美性を追求できるが、
治療費は全額自己負担となる。


■保険診療と自費診療のメリット、デメリット



保険診療のメリット


・費用の自己負担が少なくて済む
・全国どこの医療機関でも治療費が変わらない
・腕の良い医者の治療を
 費用の負担を考えずに受けられる


自費診療のメリット


・見た目の良さや噛み心地の良さなどを
 高いレベルで実現できる
・素材や治療法などの制限がない
 (選べる選択肢が多い)
 

■「保険」と「自費」の2つの違い



①素材


虫歯の治療を行う際、
保険診療では詰め物や被せ物に
レジン(歯科用プラスチック)や銀歯と呼ばれる
金銀パラジウム合金、銀合金を使用します。

一方、自費診療では
セラミック、チタン、ゴールドといった
より見た目がもともとの歯と同じ色であったり、
同じ強度の素材を使用できます。


自費診療の主な素材は以下のとおりです。

・セラミック(オールセラミック)
「陶材」とも言われる非金属素材で、
天然歯に似た白さを再現できます。

見た目が美しく、
長期的に見ても摩耗や変色の心配が
ほとんどありません。

患者さんの歯や歯ぐき、唇などの色に合わせて、
より自然な仕上がりが実現できます。

 
・チタン
人工関節などにも使用されており、
人体に異物と認識されないことから
金属の中でももっとも安全とされる素材です。

金属アレルギーのリスクがほとんどなく、
歯科ではインプラントや入れ歯などに使用されます。


・ゴールド
天然歯に近い適度な硬さの金属素材で、
噛み合う歯を傷つけないのが特長です。

歯質との適合性に優れているため、
歯との境目からの2次カリエス(虫歯の再発)の
リスクを抑えられます。

見た目は目立ちますが、
噛む力の強い奥歯に最適です。



②治療方法



例えば、失ってしまった歯を
回復させる補綴治療のうち、
保険診療ではインプラント治療を
受けることができません。

また、重度の歯周病で
溶かされてしまった顎の骨を
回復させるための再生治療も
残念ながら保険適用外となります。

入れ歯の作製では、
型採りの段階から保険と
自費で方法が異なる場合もあります。

保険診療の場合、
素材だけでなく治療法にも
様々な制限があるのです。

保険診療は、
日本全国どこでも一定水準の治療が受けられる反面、
その内容には制限もあるということです。

保険診療であれ、
自費診療であれ、
それぞれに一長一短あるので、
そのときのご自身の状況に応じて、
選べればいいのだと思います。


そのためには、
ある程度の知識が必要だと思います。

歯科受診の際に、
歯科医の説明が理解できる程度に、
保険診療と自費診療の違いを
理解しておきたいものですね。





■まとめ




保険診療と自費診療を比べると、
どうしても「保険診療は悪い(安い)」とか、
「自費診療は良い(高い)」といった
偏った見方をされてしまいがちです。

しかしその人が何を求めるのかによって
保険診療がベストなこともありますし、
自費診療が不適となることだってあり得ます。

そこには金銭的な制約があるかもしれないし、
見た目や機能によっても選択肢は変わってきます。

「歯科治療に何を求めるのか?」をしっかり考え、
そのときの自分にとって
ベストな方法を選んでくださいね。




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