■1.冬の体調不良の症状
冬は気温の変化による血管の収縮などが
神経の緊張状態を招き、
頭痛や意欲低下など夏バテに似た症状が見られ、
これらを「冬バテ」や「冬季うつ病」と呼ぶことがあります。
(1)主な肉体的不調
頭痛、めまい、肩こり、倦怠感、
食欲不振、下痢、便秘、身体の冷え、
鼻水、鼻づまり、湿疹、しっしん、かゆみなどの症状
(2)主な精神的不調
イライラ、不安、落ち込みやすい、
集中力が続かない、やる気が出ない、
睡眠障害などの症状
■2.健康管理の注意点
(1)寒暖差
人間の身体は温度変化に弱く、
寒暖差による血管の急激な収縮は
血圧の上昇を引き起こし、
心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増加します。
寒暖差アレルギーや
寒暖差疲労も注意が必要です。
(2)冷えによる免疫力低下
体温が下がると免疫力も低下し、
免疫に関わる腸や粘膜の機能が低下します。
血液循環の悪化も免疫力低下につながります。
(3)脱水症状
冬は汗をかきにくいため
水分補給が少なくなりがちです。
しかし、乾燥した空気や暖房器具の使用により
体内の水分が想像以上に失われることがあるため、
脱水症状にはかなりの注意が必要です。
(4)感染症
冬は空気が乾燥しやすく、
感染症が流行しやすい時期です。
体調の変化が免疫力を低下させ、
感染症にかかりやすくなります。
■3.体調不良を防ぐ対策
(1)寒暖差に注意
①急な室内と室外の移動に注意
②睡眠をしっかりとることで自律神経の乱れを防ぐ
(2)体の冷えに注意
①温度差が大きい場合は服装に注意
②冷えている部位を温める(カイロなどの使用)
③入浴時は湯舟につかり、筋力と運動に注意して体温を維持
(3)脱水症状に注意
こまめな水分補給を心がけ、
口内の粘り気や尿の色に注意
(4)感染症に注意
①エアコンや加湿器の適切な使用
②新型コロナウイルス感染症対策を継続
(5)運動不足に注意
散歩、ウォーキング、ストレッチなどで体を動かし、温まる
(6)バランスの取れた食事
①免疫力向上食材の摂取
②体を温める食材の摂取
■【参考】冬の怖い症状について
体調不良の初期段階で現れる症状から、
重症化する可能性のある症状まで、
しっかりと対策を講じましょう。
(1)低体温症
長時間の寒さで体温が低下し、
35℃以下で意識障害や痙攣が起こり、
心肺停止に至る可能性がある。
室内の温度管理や適切な服装が対策となります。
(2)ヒートショック
寒暖差が大きい場所への
急激な移動で血圧変動が起こり、
脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まる。
温度差をなくす対策が必要です。
(3)浴室熱中症
湯舟につかると体温が上昇し、
発汗により脱水症状が起こる可能性がある。
長湯を避け、入浴後は水分補給が重要です。
(4)関節痛
冷えや血行不良が原因で発生する関節痛。
運動や入浴で筋肉をほぐし、
血行を促進することが対策です。
■まとめ
寒い季節の健康管理は
普段の健康の見直しにも繋がります。
寒さ対策のために運動を始めることで、
心身の調子も整い、良いことづくし。
運動習慣は健康寿命にも繋がり、
毎日を快適に元気に過ごせるようになります。
寒さに負けない体づくりをきっかけに、
一年中快適に過ごせる身体が身に付きますよ!
冬場は体調を崩しやすい時期ですし、
インフルやコロナなど感染症が流行しやすい時期です。
年末年始や土日は、
病院も休みのことが多く、
休日診療は激混みで、
しんどい時に長時間待たされるのは、
弱った身体に追い打ちをかけることにもなりかねません。
体調管理の最重要目標は、
予防することに付きます!
あれこれと考える前に、
とりあえず騙されたと思って、
出来ることから、
少しのことからでいいので、
取り組み始めてみてください!!
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