■歯磨きは1回に何分かけてる?
ライフメディアのリサーチバンクによると、
およそ半数の人が、
1回の歯磨きにかける時間が
「3分未満」というデータが出ています。
世の中の歯科系・健康系サイトなどを見渡してみても、
1回3分以上のブラッシングを勧めているサイトが
多く見受けられます。
私が定期健診で歯医者さんに行ったときにも、
歯磨きにかける時間を聞かれますが、
「5~10分くらい」
と答えると、
「その調子で続けてください」
と言われます。
しかしながら、3分以上の時間をかけて歯を磨けば
虫歯・歯周病を予防できるのかと言えば、
そういうわけではありません。
単純に時間をかければ良いというものではなく、
いい加減にやっていたのでは
どれだけ長く歯磨きしていても意味がありません。
しっかり磨いていると、
結果的にそれなりの時間が必要になってくると思います。
だから時間を目安に歯磨きをしても
あまり意味はないと思いますが、
子供たちに歯磨きを躾けるときには、
時間の目安があった方が
取り組みやすいようですね。
■歯磨きは部屋の掃除と同じ!?
少し話が変わりますが、
部屋の掃除にかける時間って
どのくらいですか?
30分という方もいれば、
3時間という方もいるでしょう。
部屋がどれだけ散らかっているか
汚れているかによって、
掃除にかかる時間は変わってくるはずです。
また細かいところまで丁寧にやろうとすると、
時間はより必要になってくると思います。
口の中の掃除(歯磨き)もこれと同じ。
あなたがブラッシングにかけるべき時間は、
自分の歯やお口をきれいにするために
必要な時間なのです。
だからいつも同じ時間で済んでしまうというのは、
なんだか変な話なんです。
鏡を見ながら汚れが落ちているかどうか確認して、
分かる範囲で汚れが落ちていれば、
歯磨き終了の目安となります。
ただし口の中は、
見えにくい部分もあるので、
(歯の裏とか奥の歯とか)
見えない部分はより時間をかけて丁寧に行いましょう。
さらに、
専門家(歯医者)に任せないと取れない汚れもあります。
家の掃除でも、
大掃除のときくらいしか掃除しない場所は、
専門の業者に任せたほうが
手間も省けて綺麗になりますよね?
口の中の手入れも、
定期的に専門家に任せたほうが、
確実に汚れは落ちますよ!!
■大切なのは「汚れが落ちたかどうか」
よく言われる「歯磨きは3分以上」というのは、
あくまでも目安でしかありません。
人間って単純なもので、
期限が決まっていた方が頑張れる気がするんですよね。
だから時間の目安は決めておいた方が、
歯磨きに取り組みやすいと思います。
たとえば、
歯並びが悪くて汚れが溜まりやすい人などは、
3分磨いても綺麗にならないこともあるので、
4分、5分と時間をかけて磨く必要があります。
逆に、1分のブラッシングで汚れを落とせる人は、
それ以上磨く必要はありません。
10分以上の時間をかけて歯を磨く人もいますが、
ゴシゴシと長時間磨いていると、
歯が磨耗してしまって、
反対に知覚過敏になる等のリスクを
高めてしまう可能性があります。
また汚れを落とすためとはいえ
強すぎるブラッシングは
歯や歯茎を傷める原因になるので、
適度な力加減で取り組みましょう。
汚れ具合によっては、
歯ブラシの硬さや大きさを調整するのも有効です。
歯磨き粉にも要注意です。
汚れ落ちを良くするために、
たくさん使うとたくさん泡立つので、
汚れが落ちやすい気がしますが、
実はそうでもないそうです。
逆に歯磨き粉には、
研磨剤が含まれることもあるので、
過信して使い過ぎると、
歯や歯茎を痛めることもあるので、
気をつけましょう!
大切なのは、汚れが落ちたかどうかです。
そのために必要にして十分な時間で
丁寧にブラッシングをするようにしましょう。
■歯磨きは1日に何回が最適なの?
およそ半数の人が
「1日に2回」
歯磨きをしているというデータが出ています。
口腔内の細菌は食べカスを栄養にして増殖し、
歯の表面にプラークをつくり出します。
虫歯・歯周病の原因になるプラークが
できなくなるようにするには、
食べカスをそのままにしないことが大切。
そう考えると、歯磨きは
朝・昼・晩の毎食後に行うのが理想的だと言えます。
とはいえ、1日3回ブラッシングしていれば
虫歯・歯周病にならないかと言えば、
そうとも言い切れません。
これも、上述した「1回の時間」と同じ考え方。
歯磨きで重要なのは回数よりも、
汚れが落ちたかどうかです。
1日に3回・4回磨いていても、
歯磨きがいい加減で汚れを落とせていなかったら
意味がありません。
「朝だから磨く」
「寝る前だから磨く」
ではなく、
「汚れを落とすために磨く」
という意識をしっかり持って、
1回1回の歯磨きの質を高めていくことが重要です。
なんとなく磨いていたり、
テレビを見ながらの「ながら磨き」を
ついついやってしまいがちですが、
しっかり丁寧に歯の手入れをしようと思ったら、
鏡の前で自分の歯を見ながら行うのが
とても効果的ですよ!
効果的なブラッシングをするためには、
自分の口の中の環境や、
普段の歯磨きのクセなどを
把握しておく必要があります。
歯磨きの癖は、
自分では気づきにくいことがあるので、
歯磨きの様子を誰かに見てもらって、
癖がないか確認してみましょう。
歯ブラシの毛先の様子を見ても、
ある程度、歯磨きの癖がわかったりします。
自分の歯磨きに自信が無い方は
まずは歯医者さんでブラッシング指導を受けて、
改善点を見つけてくださいね。
また、何となく磨いている人と、
虫歯・歯周病予防を意識して磨いている人では
歯磨きの成果が変わってきます。
ブラッシングは毎日のことであり、
一生続けていくことです。
今日から少し意識を変えて、
歯磨きに取り組んでいきましょう。
■まとめ
いかがでしたか?
多くの人が毎日取り組んでいるであろう歯磨きって、
実は知らないことが沢山あったり、
勘違いしていたことも沢山あったかと思います。
毎日していることだから、
だんだんと自己流になってしまい、
磨き方が雑になっていることも有り得ます。
私はついつい、
テレビを見ながらだったり、
子供の面倒を見ながらだったりするので、
きちんと磨けているか不安です。
せめて一日に一回は鏡を見ながら、
丁寧に取り組むようにしています。
少しずつでも丁寧な磨き方を身に着けて、
虫歯予防、歯周病予防に繋げたいと思います。
関連記事はこちらから ↓↓
>>歯ブラシがなくてもできる、3つの口腔ケア
>>虫歯なりにくい食べ物を知って積極的に口腔ケア
>>歯磨き後に飲んでも影響のない飲み物は?
>>毎日の歯磨きに、デンタルフロスを追加しよう!
>>知っておきたい!歯の黄ばみの原因と予防と対策のためのプチ習慣
ちょっとでも応援しようかなと思った方は、
以下のランキングボタンを
ポチポチっと押して頂けると嬉しいです♪
それが私の励みになります。
もちろんコメントも大歓迎です!!
にほんブログ村
育児・3人兄弟/姉妹 ブログランキングへ