サプリ過剰摂取は｢死亡率｣を引き上げていた！？ [リハビリの仕事]
サプリ過剰摂取は｢死亡率｣を引き上げていた！？
いまやビタミン、ミネラルなどの
サプリメントは
健康補助食品としてすっかり定着し、
「グルコサミン」「プラセンタ」などの
大ヒット商品も登場。
まさにサプリメント百花繚乱の
様相を呈していますね！
「不足している栄養素は
サプリで補っておけばOK！」
と考え、実践している方も
多いのではないかと思いますが、
本当にそれで大丈夫
と言えるのでしょうか？
サプリメントで、
不足する栄養素だけ補っていれば、
大丈夫なんでしょうか？
クスリと同じで、
用法や用量を気をつけないと、
思いもかけない危険に
直面するかもしれないですよ。
私個人の考えは、
安易な利用は、
身を滅ぼす可能性もある、
というものです。
それらを踏まえて、
いくつかの研究を紐解きながら、
検証してみたいと思います。
実は飲んでも飲まなくても
「変化ナシ」の結果も多い
青魚などに含まれることで知られる
EPA（エイコサペンタエン酸）、
DHA（ドコサヘキサエン酸）も、
サプリの定番となった
栄養素のひとつ。
これらは多価不飽和脂肪酸、
あるいはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、
血液をサラサラにする
（血栓症を予防する）作用や、
老化や発がんの原因となる
過酸化反応を抑える作用がある
と言われています。
これらサプリメントの効能については、
世界中で多くの学術調査が
行われてきましたが、
米国のある研究者が、
その中から厳選した10編の論文について
比較・分析をしたのものがあります
その論文というのは、
いずれもボランティアを
公平に2群に分け、
一方にEPAやDHAが配合された
サプリメントを飲んでもらい、
他方は飲まないという約束をした上で、
1年以上追跡を行ったという内容でした。
その結果、10の調査のうち9つまでが、
両群にまったく差がなかったと
報じたのだそうです。
つまりEPAやDHAのサプリメントは、
飲んでも飲まなくても、
健康状態に変わりがない、
ということです。
飲んでいる本人の
気持ちの問題ってことでしょうか。
飲んで満足感や安心感を
得られるなら
それでよし、
というところでしょうか。
しかしそれどころか、
外国の医学専門誌に発表された論文によると、
EPAを医薬品として大量に摂取すると、
死亡率が少し高くなることもわかりました
となると、
たとえサプリメントと言えども、
体に良いからといって、
過剰摂取するのは、
体に毒となるということでしょう。
何事も程々が一番ということですかね。
その薬を服用した人たち(平均年齢61歳)を
平均して4.6年間ほど追跡したところ、
なんらかの原因で死亡した人の割合が
3.1％でしたが、
年齢、生活習慣、検査値などが同じで
薬を飲まなかった人たちの
死亡率2.8％に比べ、
高い傾向が認められたのです。
この論文の中では、
死亡原因についての分析は
なされていませんでしたが、
脳出血などの副作用が
わずかながら増えていたと報告されており、
死亡率を高めた要因の1つだった
と考えられるようです。
EPAやDHAが体によい脂肪酸であるのは、
疑いようのない事実です。
ではなぜ、こんな結果が出てしまうのでしょう？
これらの現象は、
実は理論的に予測されていたことでもあり、
特定の成分を必要以上に、
かつ大量に口にすることの弊害が
実証された形、
とも言えるのです。
まぁ何事も過剰なのは、色々な面で良くない
ということでしょう。
「酒は百薬の長」とは言うけれど、
飲みすぎれば、体を壊す元にもなってしまう。
健康に良いからといって、
運動しすぎることも
体を壊す元になってしまう。
薬も飲みすぎれば、
毒にもなりうる、
ということでしょうか。
やっぱり何事も、
程々が一番！！
適度な適当、
バランス良くが
いいのかもしれません。
「まるごと」食べることで
得られる恩恵（バランス）も
古来より人類は
魚をまるごと食べる生活を
続けて遺伝子を育んできました。
魚の効能は、
そこに含まれる（未知のものも含めた）
さまざまな成分が総合的に
作用してのものと考えられます。
つまり特定の栄養素だけを
選んで取り出して摂取しても、
魚をまるごと食べることで
得られる恩恵を享受できるとは限らず、
それどころか、場合によっては
健康被害さえ生じてしまう
可能性もあるというわけです。
食べたものは、
すべて胃腸の中で消化酵素によって
バラバラに分解され吸収されます。
たとえばご飯は、
そのまま吸収されるわけではなく、
主成分の炭水化物が
ぶどう糖にまで分解され、
目に見えない分子となって
血液中を流れていきます。
おコメには炭水化物だけでなく、
食物繊維、ビタミン、
ミネラルなども含まれていて、
それらの成分が総合的に
健康増進に役立っているのです。
EPAやDHAに限らず、
ビタミンやミネラルなど
サプリメントの多くについて、
動物実験や試験管内で
健康に良いことを示す
データが得られているのは事実。
ただ人間の体は複雑ですから、
試験管内の実験結果や動物実験が
そのまま当てはまるとは限りません。
そのことを忘れないようにして
サプリメントは上手に
活用していかないと、
健康のためのサプリメントで
健康を害する結果になるかも
しれないですからね！
「○○は健康にいい」
と世間で言われていることの中には、
根拠のない昔からの言い伝えや
単なる思い込み、勘違い
あるいは巧みなビジネス戦略で
流行しただけのものが
少なくありません。
宣伝文句に振り回されることなく、
いろいろな情報を吟味し、
健康に役立てたいものですね。
不足したビタミン、
ミネラルはサプリメントで摂るのが良い
というのは一概には言えず、
特に過剰摂取は体に毒となる
可能性もあるようです。
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健康補助食品としてすっかり定着し、
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不足する栄養素だけ補っていれば、
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身を滅ぼす可能性もある、
というものです。
それらを踏まえて、
いくつかの研究を紐解きながら、
検証してみたいと思います。
実は飲んでも飲まなくても
「変化ナシ」の結果も多い
青魚などに含まれることで知られる
EPA（エイコサペンタエン酸）、
DHA（ドコサヘキサエン酸）も、
サプリの定番となった
栄養素のひとつ。
これらは多価不飽和脂肪酸、
あるいはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、
血液をサラサラにする
（血栓症を予防する）作用や、
老化や発がんの原因となる
過酸化反応を抑える作用がある
と言われています。
これらサプリメントの効能については、
世界中で多くの学術調査が
行われてきましたが、
米国のある研究者が、
その中から厳選した10編の論文について
比較・分析をしたのものがあります
その論文というのは、
いずれもボランティアを
公平に2群に分け、
一方にEPAやDHAが配合された
サプリメントを飲んでもらい、
他方は飲まないという約束をした上で、
1年以上追跡を行ったという内容でした。
その結果、10の調査のうち9つまでが、
両群にまったく差がなかったと
報じたのだそうです。
つまりEPAやDHAのサプリメントは、
飲んでも飲まなくても、
健康状態に変わりがない、
ということです。
飲んでいる本人の
気持ちの問題ってことでしょうか。
飲んで満足感や安心感を
得られるなら
それでよし、
というところでしょうか。
しかしそれどころか、
外国の医学専門誌に発表された論文によると、
EPAを医薬品として大量に摂取すると、
死亡率が少し高くなることもわかりました
となると、
たとえサプリメントと言えども、
体に良いからといって、
過剰摂取するのは、
体に毒となるということでしょう。
何事も程々が一番ということですかね。
その薬を服用した人たち(平均年齢61歳)を
平均して4.6年間ほど追跡したところ、
なんらかの原因で死亡した人の割合が
3.1％でしたが、
年齢、生活習慣、検査値などが同じで
薬を飲まなかった人たちの
死亡率2.8％に比べ、
高い傾向が認められたのです。
この論文の中では、
死亡原因についての分析は
なされていませんでしたが、
脳出血などの副作用が
わずかながら増えていたと報告されており、
死亡率を高めた要因の1つだった
と考えられるようです。
EPAやDHAが体によい脂肪酸であるのは、
疑いようのない事実です。
ではなぜ、こんな結果が出てしまうのでしょう？
これらの現象は、
実は理論的に予測されていたことでもあり、
特定の成分を必要以上に、
かつ大量に口にすることの弊害が
実証された形、
とも言えるのです。
まぁ何事も過剰なのは、色々な面で良くない
ということでしょう。
「酒は百薬の長」とは言うけれど、
飲みすぎれば、体を壊す元にもなってしまう。
健康に良いからといって、
運動しすぎることも
体を壊す元になってしまう。
薬も飲みすぎれば、
毒にもなりうる、
ということでしょうか。
やっぱり何事も、
程々が一番！！
適度な適当、
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得られる恩恵（バランス）も
古来より人類は
魚をまるごと食べる生活を
続けて遺伝子を育んできました。
魚の効能は、
そこに含まれる（未知のものも含めた）
さまざまな成分が総合的に
作用してのものと考えられます。
つまり特定の栄養素だけを
選んで取り出して摂取しても、
魚をまるごと食べることで
得られる恩恵を享受できるとは限らず、
それどころか、場合によっては
健康被害さえ生じてしまう
可能性もあるというわけです。
食べたものは、
すべて胃腸の中で消化酵素によって
バラバラに分解され吸収されます。
たとえばご飯は、
そのまま吸収されるわけではなく、
主成分の炭水化物が
ぶどう糖にまで分解され、
目に見えない分子となって
血液中を流れていきます。
おコメには炭水化物だけでなく、
食物繊維、ビタミン、
ミネラルなども含まれていて、
それらの成分が総合的に
健康増進に役立っているのです。
EPAやDHAに限らず、
ビタミンやミネラルなど
サプリメントの多くについて、
動物実験や試験管内で
健康に良いことを示す
データが得られているのは事実。
ただ人間の体は複雑ですから、
試験管内の実験結果や動物実験が
そのまま当てはまるとは限りません。
そのことを忘れないようにして
サプリメントは上手に
活用していかないと、
健康のためのサプリメントで
健康を害する結果になるかも
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と世間で言われていることの中には、
根拠のない昔からの言い伝えや
単なる思い込み、勘違い
あるいは巧みなビジネス戦略で
流行しただけのものが
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というのは一概には言えず、
特に過剰摂取は体に毒となる
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