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クワガタムシを長生きさせる秘訣とは? [カブトムシ]

クワガタムシを長生きさせる秘訣とは?

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意外と知らない人も多いようですが、
クワガタムシは越冬して、
数年生きる種類がいます。

よく耳にする種類では、
オオクワガタやコクワガタと
いったところでしょうか。

我が家の子供たちにクワガタムシの
越冬の事実について教えると、
ものすごく喜んでいました。

だって、大好きなクワガタムシを
年中いつでも
見ることができるのだから。

そうなれば、
クワガタムシが好きな子供は、
誰だって喜びますよね?

しかし寒い時期は、
クワガタムシも動きが鈍く、
弱っているようにも見えます。

今回はクワガタムシたちと
愛着を持って少しでも長く
付き合っていくためには
どうすればいいのか?

という点について調べてみました。

長生きとはどういうことなのか、
という点では子供たちにも学ぶことが
あるかと思いますので、
クワガタムシの長生きの秘訣から、
いろいろなことを学ぶキッカケとなれば、
嬉しい限りです。



 ■まずは越冬する種類か確認!

まず飼っているクワガタムシが
越冬するかどうかを調べてみましょう。

日本でよく見かけ飼育されている
クワガタムシのうちで、
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは
成虫で活動する期間が数ヶ月程度で
基本的に越冬することはありません。

死んでしまうと
ダニがわいてくることもあるので、
越冬するクワガタムシと
そうでないクワガタムシは
飼育ケースを分けて
世話をする方がよいと思います。

越冬できないクワガタムシが、
いつ死んでしまうか分かりませんし、
いつの間にか死んでいて、
ダニがわいても困りますから。

しかし、例外というか稀なケースというか
秋頃に成虫になるとそのまま動かずに
越冬する場合もあるようです。

この場合は、
他の越冬する種類のクワガタムシと
同じように越冬準備をして、
極力刺激しないよう注意して、
暖かい時期を迎えてください。

本来は越冬しない種類が
越冬しようとしているのですから、
非常にデリケートな状況でしょうからね。


オオクワガタ、ヒラタクワガタ、
コクワガタなどは越冬するので
秋になって動かなくなっても
死にかけていると思って、
飼育放棄せずに、
様子を見守るようにしましょう。

外国産のクワガタムシの場合は
南の方に生息するものは越冬しませんが、
日本のような気候に住むクワガタムシは
越冬することがあります。

購入したペットショップなどで
越冬するかどうか尋ねておきましょう。



また、越冬できる種類だからといって、
100%必ず越冬するとは限りません。

特に野生種を捕まえてきて、
飼育している場合、
すでに数年来の長生きクワガタかも
しれないからです。

それに夏を主な活動時期としている昆虫が、
越冬するということは、
結構大変なことだと思います。

だから越冬できずに
脱落する個体がいても不思議ではありません。


 ■飼育ケースは何が良い?

せっかく見つけて飼い始めたクワガタムシ達、
できれば長生きしてもらって、
愛着を持って世話をさせたい。

親としては、
昆虫の世話を通して、
少しでも多くのことを学んでほしいものです。

ましてや、
カブトムシやクワガタムシは、
子供たちの憧れの昆虫。

けれど近年は、
カブトムシやクワガタムシを
見かける頻度が減ってきた気がします。

そこでせっかく見つけてきた
クワガタムシたちに
末永くお付き合いいただき、
子供たちには愛着を持って世話を
焼いてもらうため、
できるだけクワガタムシたちに
長生きしてもらえると
誰にとっても喜ばしいことだと思います。


クワガタムシたちに
長生きしてもらいたい場合、
どういった飼育を心掛ければよいのか。


まず飼育ケースのサイズですが、
Sサイズ以上のケースを使用しましょう。

なるべくゆったり感を与えて
少しでもストレス軽減に繋がるように
環境を整えてあげることが大切です。

さらにいうなら、
飼育ケースは湿度が逃げにくい
密閉できるものがよりベストだと思います。

飼育専用のケースでなくても、
プラスチック製の衣装ケースで
蓋がしっかり閉まるものに、
空気穴を開けたものが
よく利用されているようです。

昆虫用のプラケースで
空気穴やスリットが多いものでは、
保湿用に穴を開けたビニールシートなどを
被せておくと保湿対策になると思います。


マットは夏の間に傷んでしまうので、
越冬させるのであれば、
秋には新しい物に交換しておきましょう。

もしくは、夏の終わりに、
自然界に返してあげるのも、
クワガタムシへの愛情
と言えるかもしれません。


ケースの中に入れる
飼育用のマット(土)は7-8分目まで敷き、
クワガタムシ達が
常に潜れるようにしてあげます。

その際、越冬用に
特別なマットを用意する必要はなく、
成虫を飼育していたときと同じもので
大丈夫だと思います。

転倒防止用の止まり木や
姿を隠せる枯葉などを入れておくと
なおさら良いと思います。

あとは越冬・冬眠中でも
起きてくることがあるため
昆虫ゼリーを置いておきましょう。

クワガタムシは乾燥に弱いため、
湿度は定期的に確認する必要があります。

ときどき様子を見て、
マットの表面が乾いているようなら、
適宜、霧吹きなどで水分を
補給するようにしましょう。




 ■小さい飼育ケースだと・・・

小さい飼育ケースで
たくさんのクワガタムシを飼育していると
クワガタムシ同士が
喧嘩する可能性が高まります。

夏場の活発な時期でも同様です。

そうすると、
余分にエネルギーを消費することになるので、
寿命は短くなるかと思います。

寒さに耐える、越冬に
持ちこたえられないかもしれません。


不必要なエネルギー消費を避ける意味でも、
夏場でも越冬時でも、
広めの飼育ケースを使うか、
いくつかの飼育ケースに分けて
飼育することをお勧めします。


 ■越冬中のえさはどうするの?

いつ目覚めても大丈夫なようにエサを置いておく

クワガタムシの場合、
厳密には寒くなっても
「冬眠」をするわけではありません。

クワガタムシの場合は
眠り込んでいるわけではなく、
単に低温で体が動かなくなっているだけです。

だってクワガタムシは変温動物ですからね。


気温が下がって動かない状態を
慣習的に冬眠と呼んでいるだけで、
気温が高くなると、
たとえ冬であっても動き出してきます。

特に秋の越冬し始めた頃や
春先の活動し始めの気温が高い日には、
いつの間にか出てくることもあります。

その時に備えて、
念のために越冬中はエサは置いておきます。

クワガタ用のゼリーを入れておいて、
気温が高い間は一週間に一度ぐらいの目安で
交換しておくと良いでしょう。

寒くなるとクワガタは完全に動かなくなります。

また、低温ではエサもあまり傷まなくなるので、
それほど頻繁に交換する必要はありません。

寒いところでは、
コバエもほとんど寄り付かないですし。

真冬ではエサの減り方や痛み具合を確かめて、
必要なら交換すれば十分です。




クワガタムシは越冬中は
ほとんどエサを食べません。

そのため越冬に必要な体力は
越冬前につけなければなりません。

もし越冬前にクワガタムシが
体力を消耗していると、
越冬中や目覚めてすぐに
死んでしまうこともあります。

普段からエサを十分に用意し、
ストレスなどで弱ってしまわないように
しっかり世話する必要があります。

また、越冬中に頻繁に目覚めたりすると
体力を失って弱ってしまいます。

そのため、越冬中はあまりクワガタムシに
余計な刺激やストレスを
与えないようにましょう。

クワガタの越冬が終わるのは
気温が15度を上回る4-5月頃です。

最初の内はまだ気温が低いことや
越冬で体力を失っていることが考えられるので、
活動はかなり鈍く、心配になることもあります。

しかし、越冬がうまくいっていれば
エサを食べてだんだんと活発になってきます。


 ■NG行為はあるのか

では、長生きをさせる上での
NGな事例もご紹介します。

①スイカやメロン等の
 水分の多いエサは控えめにする
(オシッコが多く出るため
 ケース内が汚れて不衛生になり易い)
②28℃以上の高温、
 20℃以下の低温での飼育は避ける
 玄関や土間での飼育がいいかも。
③むやみに刺激を与えたり、
 他のクワガタムシ・カブトムシ等と
 争わせたりしない
(無駄に体力を消耗させない)

主に上記の通りとなります。

要するに快適で
過ごしやすい環境を保って
安静にしていてもらう
という感じになります。







 ■そもそも越冬・冬眠は
   させたほうが良いのか?

ここまで調べておきながら、
今更ながら気になっていたことが
実はあります。

そもそもクワガタムシたちを
越冬させた方がいいのか、どうか。

越冬・冬眠のための環境を
人工的に整え、
越冬させる方が長生きなのかどうか。

実際に試して
比較したわけではありませんが、
これまで調べたことを振り返ると、
冬でも暖かい環境で、
快適に過ごしてもらうよりも、
冬場は寒い環境で、
越冬・冬眠させる方が、
結果的に長生きとなるのではないか
と考えます。

というのも、
より自然に近い環境を提供してあげて、
冬はしっかり冬眠させてあげた方が、
不必要な活動を控えられるので、
その結果、長生きのクワガタムシに
なるのではないかと考えたからです。



クワガタムシたちが
長生きするかしないかは、
クワガタムシを飼育する人たち、
それぞれの気持ち次第です。

ぜひとも愛着をもって
飼育してあげて下さい。

子供たちには
愛着の持ち方から
教えてあげてください。


クワガタを長生きさせる秘訣 まとめ

1 飼育ケースは大きめが良い(sサイズ以上)
  もしくは少数ずつで飼育。
2 水分の多いエサは控える
  (スイカ・メロンなど)
3 温度管理(20℃~28℃)に
  気を付けてで飼育する
4 無駄に体力を消耗させないで
  なるべく安静に過ごさせる(喧嘩厳禁)
5 越冬する種類は
  冬に冬眠させるたほうが良い
6 クワガタムシに愛着をもって世話をする
  (途中で投げ出さない)
7 越冬は確実にできるものではないので、
  過度な期待はしない。



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