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自分自身の身体バランスって気にしたことありますか? [リハビリの仕事]

自分自身の身体バランスって気にしたことありますか?

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誰しも運動していると、
怪我のリスクとは隣り合わせです。

プロレベルの選手でも怪我に泣くことがありますし、
アマチュアや学校スポーツ、生涯スポーツの世界でも、
怪我のリスクは常に付きまといます。

怪我なんて誰でも嫌なものですし
予防のために準備運動や、
プロテクターなどの道具を利用するのも、
重要な選択肢だと思います。

しかし、
何故だかわかりませんが、
世の中には怪我をしやすいタイプの人と、
不思議と怪我と無縁のタイプの人がいます。

おそらく周囲の人を見渡すと、
一人や二人は思い浮かぶのではないでしょうか。

怪我をしないにしても、
いつも同じ部位(筋肉)ばかり疲れる人も
いるのではないでしょうか。

実は怪我にしても疲れにしても、
同じ原因で説明できるんです。

原因がわかれば、
対策も立てることができそうですよね。

ということで、
今回は怪我や疲れの予防にも役立つ、
身体バランス(ボディバランス)と正しい身体の使い方について、
取り上げていこうと思います。


◆身体バランスを整えたほうがいい理由

◆身体には左右差がある

◆身体バランスを整える方法

◆四肢連動とは?

◆子どもの頃からの取り組みが重要

◆怪我が多い、動きがぎこちない場合は状態をチェック

◆まとめ





◆身体バランスを整えたほうがいい理由



何気なく立ったり歩いたりしていると、
自分の「身体バランス」について考える機会は
少ないと思います。

それは当然ですよね。

だって何気なく立ったり、歩いたりするときに、
立位姿勢や歩き方なんて意識していませんよね。

ほとんどの場合は、
無意識に立っていたり歩いていると思います。

多くの場合は、
自分の姿勢や歩き方に気を配ったりしません。

このことはスポーツに取り組んでいる方でも、
技術や体力の向上などにばかり目が向きがちで
身体バランスに気を向けることは、
まだまだ稀なことが多いです。

しかし、バランスの崩れた身体でトレーニングを行うと、
求める結果に対して、逆効果になる可能性もあります。

「よく怪我をしてしまう」
「いつも同じ筋肉ばかり疲労する」
などの悩みがある方は、
身体バランスを見直すことで
解決できるかもしれませんよ!


◆身体には左右差がある



身体は左右対称のように見えますが、
実はいろいろな面で異なっています。

骨格が歪んでいたり、筋肉量が違っていたり
柔軟性や長さや太さも違っていることが多いです。

特に「蹴る」「投げる」など身体の一方ばかり
大きく動かしがちなスポーツを行っていると、
その傾向は顕著に現れてきます。

あるいは「いつも箸は右手で持つ」
といった小さな動作でも、
長年続ければ影響が出ることでしょう。

こうした左右差は、
関節の可動域や柔らかさなどにも現れます。

私は陸上競技部に所属していた頃、
跳ぶ・投げる種目ではいつも左足が軸足となっていました。

この癖やそれに伴うバランス差は、
引退した後も自然には解消されませんでした。

数年を経てランニングを始めた際、
自然と左足に頼るような走りになっていました。

今でこそバランスが整いつつあるものの、
以前はこれが原因で、
ランニング時に左足を怪我することが多かったのです。

あるいはボールを蹴る場合。

いつも右足で蹴っていると、
軸足である左側は股関節などが固くなりがちです。

すると、たまたま左側に位置したボールを蹴ろうとした際、
右足と同じ感覚で動作すると、
思いのほか動かずにうまくボールを蹴ることができない。

恥ずかしながら私は空振りしてしまうこともありますし、
ボールを蹴った勢いで転んでしまうことさえありました。

または、無理な動作となって
足関節や膝関節を痛めてしまう可能性もあるでしょう。

このように身体バランスが崩れた状態では、
スポーツ時のパフォーマンスが低下するほか、
怪我のリスクが高まります。


◆身体バランスを整える方法



対策として、以下のようなことに取り組むと、
少しずつバランスが整っていく可能性が高まります。

・筋肉量の少ない側について、筋力トレーニングを増やす
・堅い関節部を集中してほぐす
・いつもと反対に動いてみる など

まずは自分の姿を客観的に見ることから始めましょう。

身近な場所に全身の映る鏡があるのなら、
そこで自身の全身の状態を確認してみましょう。

鏡がないようなら、
スマホなどで写真を撮ってもらいましょう。

写真を撮る際は、
前後左右の4方向から撮影し、
姿勢のチェックを行ってみてください。

写真を撮っておくと、
改善の変化もわかりやすいのでお勧めです。

鏡で姿勢チェックする場合は手軽にできるので、
お勧めです。


あるいは体組成を計るなどして、
筋肉量や体脂肪量など
身体バランスを可視化しましょう。



たとえトップアスリートでも、
「普通に動けている」状態ではバランスの崩れに気付かず、
そのままトレーニングを重ねてしまう方は多いものです。

その結果、プロの選手であっても怪我をしての長期休養、
もしくは引退も考えなくてはならなくなります。

運動習慣のない方でも、
身体バランスが崩れていると、
転倒や捻挫の原因になりやすいですし、
将来的に膝や腰を痛める原因にもなり得ます。

誰にとっても大切なのが、
身体バランスなんですね。


◆四肢連動とは?



「四肢」とは左右の手足(右手・左手・右足・左足)を意味します。

そして「四肢連動」とは、
これら4つが連動して動くことを示します。

本来はここに四肢の間に位置する
「体幹」も加わるのですが、
今回は分かりやすく四肢のみの連動について
取り上げていきます。

四肢の動きが連動することは、
身体バランスとも密接に関わります。

ということで、
身体バランスの重要性は少しずつ、
分かってきていると思うので、
今度は四肢の連動について
説明していきます。


◆自分の動きを確認しよう



普通にまっすぐ立っている状態で、
短距離の腕振りのように右腕を引いてみてください。

すると、
意識せずとも右側の腰や足、
左腕が動くと思います。

これは、反対側でも同じです。

つまり四肢は筋肉や骨によって連動しており、
動作において協調して動いていることが
実感できると思います。

しかし残念ながら、
これがうまく行えないケースがあります。

つまり過剰に動いてしまったり、
動きが不十分だったりで左右差が出てきたり、
四肢の連動が効果的に行えていないということです。

歩いているときに腕の振りに大きな左右差が生じたり、
走っていても腕振りと足の動きがバラバラだったり。

もちろん、
ウォーキングやランニングだけに限った話ではありません。

どのような競技にしろ、
トップクラスの選手の動きは
非常にキレイなもの。

特に怪我の少ない選手は尚更です。

「無駄がない」
「力強い」
「動きがスムーズ」
など表現はさまざまですが、
いずれもこの四肢連動がしっかり行えている、
その可能性は高いはずです。

つまり、高いパフォーマンスと耐久性を発揮するうえで、
四肢連動はとても重要なポイントと言えるでしょう。



普段から何か動作する際、
身体がどのように動いているか意識してみてください。

私はよくトレーニング前に基礎運動や準備運動を行い、
動作チェックと身体への「覚え込み」や
「確認作業」を行うようにしています。

自分の現状の動きがどうなっているかは、
意外と自覚しにくいものなので、
動画撮影したり、誰かに動作チェックしてもらうのが、
とても効果的です。

あまり難しく考えなくても大丈夫です。

・動きに左右差がないか
・ぎこちなくないか
・フォームが綺麗か
・動きに違和感を感じないか
・他人と比べて疲れやすくないか

そんなところからでも大丈夫です。


◆子どもの頃からの取り組みが重要



身体バランスと四肢連動は、
成長およびその過程(運動経験)で
さまざまな動作から影響を受けます。

そのため、できるだけ子どもの頃から意識し、
正しく動ける体づくりに取り組むとよいでしょう。

また外でたくさん遊んだり、
いろいろなスポーツに取り組んでみるのも、
将来的には多角的視点で考えると、
とても有用です。

そうすれば、
どんなスポーツであっても
怪我のリスクが軽減でき、
より高い競技力向上も目指せるはずです。

もちろん歩き方や姿勢など、
運動に関わらずメリットをもたらします。

しかし、世の中にある多くのスポーツスクールなどでは、
体力づくりや技術力養成などにばかり取り組みがちです。

そのため水泳のような全身運動を除き、
知らない間に身体バランスが歪んでしまうかもしれません。

もちろん競技力向上のために、
大切なことではありますが、
基礎の基礎として身体バランスを整えて、
四肢連動を効果的に行えると、
パフォーマンスの底上げと怪我の予防に直結します。


また、四肢連動を確かめるような基本動作も、
多くのスクールでは取り入れられていないようです。

私は趣味で中高生の器械体操の大会を見に行ったりするのですが、
実際、ある程度上位の成績の生徒ですら
「手足がバラバラ」
「左右の動きが違う」
などの課題が山積み。

着地を乱したりバランスを崩していることを見かけます。

私は指導経験はないのですが、
リハビリで幅広い年代の動作改善に
取り組んできた経験で考えると
練習前にストレッチやランニングだけでなく、
身体バランスを整える運動を取り入れたり、
動画撮影や鏡によって動きを可視化・指導したりすることで、
少しずつ改善することは可能だと思っています。

将来性のある子どもたちにとって、
これは非常にもったいないことと言えるでしょう。

高齢者であっても半年も指導すると、
真面目に取り組めた方は目に見えて動きが変わってきます。

介護度の改善や自立度の向上、
生活の質の向上が望めます。


まして大人向けのパーソナルトレーニングとなれば、
「これでは怪我しても仕方ない」
というレベルにまで及んでいることが少なくありません。

そして話を聞いてみると、
やはり学生時代に取り組んでいた競技が影響していたり、
怪我が影響していたり
(怪我によって関節が緩んでしまったなど)
することがほとんど。


こうした背景からも、
子どもの頃の身体バランスを整える取り組みが
どれだけ重要であるかが分かります。


◆怪我が多い、動きがぎこちない場合は状態をチェック



身体バランスと四肢連動。

まず大切なことは、
自分自身(あるいはお子さん)の状態を知ることです。

特に「なんとなく動きがぎこちない」
「なかなかフォームが改善できない」
「怪我を頻発している」
といった方は、
すぐにでもセルフチェックしてみましょう。

それが長く運動を続ける、
あるいはトレーニング効果を最大化することに繋がります。

ひいては健康長寿の秘訣でもあります。

改善方法やセルフチェックに自信がなければ、
トレーナーの指導を受けるのも1つの方法。


小さなお子さんで習い事に迷っている場合には、
まず特定種目ではなく、
全身運動を中心に取り組める
体操・水泳などを選ぶのもオススメです。







◆まとめ



いかがでしたか?

「身体バランス」や「四肢連動」など
なんとなく意味は理解できそうだけど、
はっきりとはわかっていなかったんではないでしょうか?

ぼんやりとした認識が少しでも理解が深まり、
そして自身に振り返って、
すぐにでも改善への取り組みに役立てていただけると
とても嬉しいです。

本当に本当に、
多くの人が自分自身の身体のバランスが
崩れていることを自覚していません。

まずは自覚し、その後少しずつでもいいので、
改善を目指して運動に取り組んできましょう!




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